モノ作りのきっかけ【#2】
前回に続いて、今回はモノ作り(Webサービス)を作るきっかけについて話したいと思います。
個人としていろんな方に助けれて、とても良い環境の現場でお仕事をしてきました。
お客様のサービスをよりよくするため、現場の働く環境を改善するため、オフショアで働く人たちの間に入ってコミュニケーションを円滑に進めるため、新規事業の立ち上げをサポートするため。
色んなシチュエーションでお客様先でお仕事をしていました。
お客様のサービスをサポートすることがお仕事と思っていました。
お仕事があれば、このまま安泰と思う瞬間もありました。
当たり前のことですが契約が終われば、その日暮らしとなってしまうわけで
自分自身で、自分のお金になるサービスを生み出さなくては!
こんな気持ちが日に日に大きくなっていきました。
といっても、これまで何度か挑戦はしたんです。
挑戦したんですが、すぐに躓いてしまうのです。
どこで躓くかというと、開発環境づくりに。
開発環境づくりってとっても大変ですよね。
ローカルのマシンにeclipseだの、WEBサーバーだのいろんなものをインストールしないといけないのです。
そこまではいいのですが、そこから開発言語に必要なライブラリのインストール、設定ファイルを使いやすく編集したり。
サポートページをググっては試して。そんなことを繰り返していると
「あれ、今ってなんでこのソフトをインストールしてるんだっけ。。」
Aでエラーが出ているから、Bをいれないと、あ、でもBいれるにはCをいれて
Dの設定ファイルを書き換えないと。Aのエラーは解消できたけど、
Eのエラーが出たから、FとGをインストールしてHの設定を見直さないと。
もう訳がわからなくなってしまうんです。
ローカル環境もぐちゃぐちゃになってしまっていつの間にかHDDの
容量も不足気味に。
こんなことを繰り返しているうちに、世の中は進歩していました。
クラウド開発環境が誕生したのです。
私が開発に使っていて非常に使いやすかったのはCloud9というサービス。
※現在ではAWSに吸収されてAWS Cloud9でしか利用できません。
こういうサービスが吸収されたりすると大変なこともあります。。
今後の記事で紹介したいと思います。
クラウドの開発環境は文字通り、ローカルではなくクラウド上にあるリソースで
WEBブラウザを通してIDEにアクセスし、開発することができます。
これによって今までさんざんに苦渋を舐めてきたローカル環境での環境構築が
不要となりました。またこのサービスでは開発に必要なライブラリや言語が
既にインストールされているので、ポチポチっとするだけですぐに開発ができます!
もうこれで環境構築にあまり悩まされることはなく、自分の作りたいものに集中できる。やったぞー!という気持ちでいっぱいでした。
こういった新しい開発環境の提供ができる時代になったからこそ、改めて自分の手で
作りたいものを作ってみよう、自己研鑽は後付けですが、勉強していこう!という気持ちになりました。
さて、開発環境はクラウドで便利なサービスがあることがわかりました。
言語は何にしよう?
当時、周りではphpやpythonなどが頻繁に出てくるワードでした。
やはりモダンで協力な言語に着手したほうがいいだろうとは思っていましたが
どちらもピンとこなかったのです。
そこでRuby on Railsのアプリ作成手順のページと巡り合い、これをきっかけに
Ruby on Railsを使ったサービスにしよう!と決めました。
このチュートリアルとともに私のサービスは作られたんだなぁと今思うとシミジミです。以下、日本語に翻訳されたページもあります。
このチュートリアルでは、開発環境の準備からソースコードの管理、スモールサービスの本番デプロイ、サービスのリリースまですべてが網羅されており、非常に勉強になりました。このチュートリアル通りにやれば自分の思いのままのスモールサービスが出来上がりますよ!
過去にもこういったスモールサービス立ち上げのチュートリアルは沢山あったと思います。
しかし、ローカル環境が異なっていればチュートリアル通りに進まないことがほとんどでした。あくまで主観ですが。
このRuby on railsのチュートリアルはクラウド環境を使っていますので誰が見ても、同じ環境でのスタートになります。なのでチュートリアルに書いてあることをステップごとに進めていけば間違いなく先に進めることができるんです。
これってすごいことだと思ってしまうのは私だけでしょうか。。
モノやサービスの技術進歩によって、クラウドサービスを用いて誰でもスモールサービスを展開できる世の中になりました。有り難いですね。
今回はここまでにして。
【次回】
WEBサービス、どんなものを作ったのかについて話したいと思います。