どんなサービスを作ったのか【#3】

今回はどんなサービスを作ってみたの?を話していきたいと思います。

「Minsala(ミンサラ)」というサービスを作ってみました。

これは簡単にいうと他人の給与明細を買って、中身を見たり
企業の口コミが見れたりする、というデジタルマーケット的なサービスです。

他人の給与明細ってめちゃくちゃ気になりませんか?
あの業界はいくらもらってるんだろうとか、同期とか先輩、後輩とか。。

転職先の企業や業界の平均値をリアルな数字で見れたら参考になりますよね。
転職サイトってあくまで平均値なので、能力や経験によって異なってくると思うんです。

そういった転職を希望する人に対して、転職サイトでは提供していないリアルな情報を提供できたらと思って始めました。
それと、給与明細って一度もらったら暫く見返すことってそうそうないと思うんですよね。

過去に自分がいくらもらって、社会保険にいくら払ってたのか。
気にしてまめに見るなんてそんなにタイミングないと思うんです。

そういったところで「副業」もできる!というところも併せて訴求できるかなと思っていました。

自分の「給与明細」」を「金額」を決めて投稿して、買った人が「閲覧」できる。
そんなサービスです。

企業の口コミ(転職サイト)はもうそれはそれは沢山あるなかで
競合ひしめく中に一石を投じてみました。


こういったアイデアは知り合いが主に出してきます。
イメージを実際に形にするのは私の仕事です。

前回でお話したように「自社サービスを作りたい!」という思いは非常に強かったので、
マーケティングとはあまり気にしないで、まずは作ってみるわ!」という簡単な気持ちで作り始めました。

モノ作り、スタートは簡単ですが先々のことを最初に考えておかないと大変なことになります。
この大変な部分はまた後々お話していきます。

今回はここまで。
こんなサービスを作ってみました!というお話でした。

【次回】
サービス開発の一歩目を踏み出した我々

モノ作りのきっかけ【#2】

前回に続いて、今回はモノ作り(Webサービス)を作るきっかけについて話したいと思います。

 

個人としていろんな方に助けれて、とても良い環境の現場でお仕事をしてきました。

お客様のサービスをよりよくするため、現場の働く環境を改善するため、オフショアで働く人たちの間に入ってコミュニケーションを円滑に進めるため、新規事業の立ち上げをサポートするため。

 

色んなシチュエーションでお客様先でお仕事をしていました。

お客様のサービスをサポートすることがお仕事と思っていました。

お仕事があれば、このまま安泰と思う瞬間もありました。

 

当たり前のことですが契約が終われば、その日暮らしとなってしまうわけで

自分自身で、自分のお金になるサービスを生み出さなくては!

こんな気持ちが日に日に大きくなっていきました。

 

といっても、これまで何度か挑戦はしたんです。

挑戦したんですが、すぐに躓いてしまうのです。

どこで躓くかというと、開発環境づくりに。

 

開発環境づくりってとっても大変ですよね。

ちょっと前だとクラウドIDEなんてものは存在しなかったので

ローカルのマシンにeclipseだの、WEBサーバーだのいろんなものをインストールしないといけないのです。

 

そこまではいいのですが、そこから開発言語に必要なライブラリのインストール、設定ファイルを使いやすく編集したり。

 

サポートページをググっては試して。そんなことを繰り返していると

「あれ、今ってなんでこのソフトをインストールしてるんだっけ。。」

Aでエラーが出ているから、Bをいれないと、あ、でもBいれるにはCをいれて

Dの設定ファイルを書き換えないと。Aのエラーは解消できたけど、

Eのエラーが出たから、FとGをインストールしてHの設定を見直さないと。

 

もう訳がわからなくなってしまうんです。

ローカル環境もぐちゃぐちゃになってしまっていつの間にかHDDの

容量も不足気味に。

 

こんなことを繰り返しているうちに、世の中は進歩していました。

 

クラウド開発環境が誕生したのです。

 

aws.amazon.com

 

私が開発に使っていて非常に使いやすかったのはCloud9というサービス。

※現在ではAWSに吸収されてAWS Cloud9でしか利用できません。

 こういうサービスが吸収されたりすると大変なこともあります。。

 今後の記事で紹介したいと思います。

 

 

クラウドの開発環境は文字通り、ローカルではなくクラウド上にあるリソースで

WEBブラウザを通してIDEにアクセスし、開発することができます。

これによって今までさんざんに苦渋を舐めてきたローカル環境での環境構築が

不要となりました。またこのサービスでは開発に必要なライブラリや言語が

既にインストールされているので、ポチポチっとするだけですぐに開発ができます!

 

もうこれで環境構築にあまり悩まされることはなく、自分の作りたいものに集中できる。やったぞー!という気持ちでいっぱいでした。

 

 

こういった新しい開発環境の提供ができる時代になったからこそ、改めて自分の手で

作りたいものを作ってみよう、自己研鑽は後付けですが、勉強していこう!という気持ちになりました。

 

さて、開発環境はクラウドで便利なサービスがあることがわかりました。

言語は何にしよう?

当時、周りではphppythonなどが頻繁に出てくるワードでした。

やはりモダンで協力な言語に着手したほうがいいだろうとは思っていましたが

どちらもピンとこなかったのです。

そこでRuby on Railsのアプリ作成手順のページと巡り合い、これをきっかけに

Ruby on Railsを使ったサービスにしよう!と決めました。

 

www.railstutorial.org

 

このチュートリアルとともに私のサービスは作られたんだなぁと今思うとシミジミです。以下、日本語に翻訳されたページもあります。

 

railstutorial.jp

 

このチュートリアルでは、開発環境の準備からソースコードの管理、スモールサービスの本番デプロイ、サービスのリリースまですべてが網羅されており、非常に勉強になりました。このチュートリアル通りにやれば自分の思いのままのスモールサービスが出来上がりますよ!

 

過去にもこういったスモールサービス立ち上げのチュートリアルは沢山あったと思います。

しかし、ローカル環境が異なっていればチュートリアル通りに進まないことがほとんどでした。あくまで主観ですが。

 

このRuby on railsチュートリアルクラウド環境を使っていますので誰が見ても、同じ環境でのスタートになります。なのでチュートリアルに書いてあることをステップごとに進めていけば間違いなく先に進めることができるんです。

これってすごいことだと思ってしまうのは私だけでしょうか。。

 

 

モノやサービスの技術進歩によって、クラウドサービスを用いて誰でもスモールサービスを展開できる世の中になりました。有り難いですね。

 

今回はここまでにして。

 

【次回】

WEBサービス、どんなものを作ったのかについて話したいと思います。

最初の投稿【#1】

初めまして。

 

このブログでは、個人でスモールサービスの開発・運用を行った内容を詳細に伝えていきたいと思います。

 

ブログ自体やるのは久しぶり(10年以上)なので、拙い文章となりますがご容赦ください。

 

おおまかに以下のポイントで伝えていきたいと思います。

 

  • 自己紹介
  • サービス立ち上げのきっかけ
  • 開発環境の構築
  • プログラム
  • サービスの運用

 

【私について】

この記事投稿時点で満35歳の個人事業主

 

もともとIT系とは無関係のトラックドライバーでした。語学留学をきっかけに会社を退職し一年間カナダのカルガリーイエローナイフに滞在してました。

 

帰国後、未経験でIT業界にチャレンジ。

ほとんどが客先常駐で4年ほどシステム開発C言語Javaでバックエンド)を担当していました。

 

元々根性のない人間だったため、ひょんなことから現場をフェードアウト。文字通り、勝手にフェードアウトしました。

 

それから個人で案件を探し、アメリカでの開発案件に携わることに(Javaでバックエンド)。

約3年半、アメリカで生活し多くの人に出会い、助けられました。ここで自分自身、大きく成長できたなと思っています。

 

海外案件が終了し、帰国後は

  • モバイルアプリの開発(Android)を1年
  • 信販会社でブリッジSEを2年
  • FX会社でブリッジSEを1年
  • 銀行で業務改善を半年
  • 人材派遣システムの開発に1年(grailsでフロントエンド)
  • FX会社に戻って新サービス立ち上げに参画して1年が経過したところです。

 

ざっと自分が携わってきたことを振り替えると、システム開発でバックやフロント、モバイルアプリと浅く広い感じです。

開発経験を生かして、オフショアのインドやベトナムとのブリッジSEも経験できたのも色んな意味で良い刺激となりました。

 

特定の開発言語に秀でている訳でもないですが、どんな言語でも特徴を掴んでしまえば、対応できるスキルはあるんだろうと思います。

 

短いですが自己紹介はここまでにして。

 

【次回】

Webサービスを立ち上げたきっかけについて話したいと思います。